投稿日:2019-04-19 | 最終更新日:2022-12-05
Vスロットとローラーの密着性を調整するエキセントリックスペーサーについて説明します。
エキセントリックスペーサーの構造
エキセントリックスペーサーは、下図のように六角形の中心からずれた位置に穴が開いています。
そして、穴が一番近い側の六角形の編には、目印のザグリ穴が付いています。上の図では矢印で指示した辺にザグリ穴が付いています。
また、横から見ると段付きになっているのも特徴です。
一方、エキセントリックスペーサーを取り付ける穴は、通されるシャフトより大きな穴が開いており、ここに上図の段付き部分がはまるように取り付けます。
エキセントリックスペーサーの穴は中心からずれているため、エキセントリックスペーサーを回転させることで、シャフトを取り付け穴の上寄りにしたり、下寄りにしたりすることができます。
これ考えた人、すごいですね。
調整について
下図は、エキセントリックスペーサーの目印のザグリ穴がすべて下を向くように配置しています。
この位置では、シャフトは最も下寄りになるため、写真上部のホイールとの間隔は最大になります。
この状態で、Vスロットを通して動かしてみて、動いていないホイールがあったりすれば、エキセントリックスペーサーのザグリ穴が上の位置に向くように回転させて上部のホイールとの間隔を狭めます。
このようにして、Vスロットとホイールの間隔が調整できます。