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サポート材の比較 その2 - Meshmixer と slic3r –

ものづくり

投稿日:2016-09-12 | 最終更新日:2022-09-27

AutodeskのMeshmixerというソフトが、STLファイルの編集に加え、サポート材も作る事ができるというのを知り、試してみました。

前回はソフトの設定を行い、印刷データを作成しました。
今回は、実際に3Dプリンタで印刷した結果を比較したいと思います。

印刷結果は次の通りです。
Repetier-Host + Slic3r はサポート材が垂直な柱として延びるのに対し、Meshmixer はサポートが必要な部分へ木の枝が伸びるようになっています。
見た目のインパクトはかなり違いますが、それぞれのサポート材が実際に支えている部分はほぼ同じようです。

ではサポート材を外してみます。
【Meshmixer】
Meshmixer のサポート材は枝のように付いてるので、ニッパーでパチパチ切り取っていく感じです。

サポート材を切り取った後は、丸い点として跡が残りました。

全て取り除いた結果がこちらです。
重さを量って比べればよかったですね。写真を撮って、捨てた後に気づきました。。。

【Repetier-Host + Slic3r】
Slic3r は沢山の柱が立っている感じで、柱の中身はスカスカです。なので、柱の外側をむしって、接触部分が見えるようにすると外しやすくなりました。

失敗しました!! 見えない部分が多いので、足首の細い部分の周りを外している際に折れてしまいました!! 見えないというのはこういう時に困りますね。。。今後要注意です。

全部取り外した結果がこちらです。
上の Meshmixer と比べると明らかに多いことが分かります。
サポート材を減らしたい場合は断然 Meshmixer が有利ですね。

 では、ちゃんとサポートできていたのか比べてみます。
明らかに違ったのは下記の部分です。

尻尾の部分は、左がMeshmixer、右がSlic3rです。
細かな設定を詰めていないので、ちゃんと設定すれば直るのかもしれませんが、今回はMeshmixerの方が綺麗に出ています。

左がMeshmixer、右がSlic3rです。
Slic3rは手の中にまでサポートが入り込んで取り除けませんでした。

同じように左がMeshmixer、右がSlic3rです。
これはサポートの問題では無く、個々のソフトの設定の問題かもしれませんが、あごの下はMeshmixer の方がざらざらになりました。

今回の結果では、Meshmixer の方が取り除きやすく、使うサポート材の量も少ないことが分かりました。
ただ、印刷する前に一度 Meshmixer を立ち上げて処理しないといけないという煩わしさは残ります。
印刷前に手間をかけるか、印刷後に手間をかけるか、好みの違いが出そうですね。

今後、引き続き設定値を変えて比べてみたいと思います。

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